B67 クバールスピアン遺跡+プノンクーレン+バンテアイスレイ+ロリュオス遺跡群ツアー
見学の時間:12時間20分
ツアーコード:B67
プライベートツアー
催行日情報:毎日催行
子供参加:可
お一人様:可
ツアー料金
・1 名様:150$
・2名様:80$/1名当たり
・3名様:65$/1名当たり
・4名様:55$/1名当たり
・5名様以上:47$/1名当たり
※11歳以下のお客様は2人まで無料でございます。
※なお、4名様〜8名様はワンボックスカーを用意します。
また、9名様以上はマイクロバスを用意しますので、料金の詳細はお問合せください。
※ツアー料金に含まれるもの
・専用車(エアコン付き)
・日本語ガイド
・お水(何本でも無料)
※ツアー料金に含まれない
・昼食とドリンク
・遺跡入場券
※お客様にご負担いただきます。
※入場券は3種類ございます。
・1日券 37ドル
・3日券 62ドル
・7日券 72ドル
⁂プノン・クレーン山のチケット:20$
チケットをお持ちでないお客様は、ガイドにお申し付けください。
当日遺跡見学前にチケットセンターまでお連れいたします。
時間 スケジュール 見所
07:00 ホテルにお迎えて、アンコール入場券を買いに行って、クバールスピアン遺跡に出発します。
08:30 クバールスピアン遺跡を観光します。(約12時間かかります。)
10:30 プノンクーレン遺跡に出発します。約1時間かかります。
11:30 プノンクーレン遺跡を観光します。 約1.5時間かかります。
13:00 プノンクーレン山にあるレストランで昼食休憩します。 約50分かかります。
13:50 バンテアイスレイ遺跡に出発します。 約1時間かかります。
14:50 バンテアイスレイ遺跡を観光します。 約50分かかります。
15:40 ロリュオス遺跡群に出発します。 約30分分かかります。
16:10 ロリュオス遺跡群を観光します。 約1時間かかります。
17:10 シェムリアップ市内に戻ります。 約30分かかります。
17:40 ホテルに到着します。
クバールスピアン遺跡
クバールスピアンとは川の源流と言う意味ですが、もともとの名前は千体リンガの橋と言う意味がありました。
ここは11世紀中頃にウダヤーデイティヤヴァルマン二世によって開かれた場所で、約200mにわたり砂岩の川底、河岸に彫られた神々群を川の流れとともに見られるおもしろさがあります。リンガや彫像はヴィシュヌ神やシヴァ神などのヒンドゥー教の神々が彫られたもので、池も作りました。この池が川の源流としてでなく、特別な聖地と考えられていたことがわかりますこの川は聖なるガンジス川になぞらえています。つまりこの水で沐浴すれば病気が治ったり、幸せになれると言うことです。リンガを流れた水は聖なる水となります。川底に無数のリンガを作れば、よりパワーのある水になると考えられました。
この彫刻像はアーナンダ(ヘビ)横たわるヴィシュヌ神でございます。そのへそからバスの花が生え、花の中ではブラフマー神が瞑想しています。もしバスの花が咲くと、ブラフマー神が世界を作ります。横たわっているヴィシュヌ神は世界を作るのを待っていると言う伝説です。
この彫刻はシヴァ神シンボルです。この四隅の形は女性のシンボルです。丸いものは男性のシンボルです。
クバールスピアンの滝
この水で沐浴すれば病気が治ったり、幸せになれると言うことです。リンガを流れた水は聖なる水となります。川底に無数のリンガを作れば、よりパワーのある水になると考えられました。
プノンクーレン山のプーンタコー
プノンクーレン遺跡
プノンクーレンとはシェムリアップの北東に位置する川沿いの遺跡北西から南東に海抜400mほどの砂で出来てた連山で、ライチの木が多いことから(ライチ山)クメール語でプノンクールンと呼ばれてます。802年ジャヤヴァルマン二世がこの山で神王として即位したことから「最高神、インドラ神の山(マヘンドラ・バールヴァティー]」とされます。この山に点在するレンガ造りの寺院はプレ・アンコールからアンコールへの過渡期と位置付水量や水の透けられ、この後600年続くアンコールにおける王朝の幕開けの地とされています。
遺跡は川の中の岩に彫られたヴィシュヌ神像とブラフマー神像、その近くの滝、チェックポイントから 1 kmほど南へ進んだ川の中の岩に彫られた千体リンガなどです。
水中遺跡
水中のヴィスヌ神の彫刻
プリア•アントン
大きな砂岩から掘り出された高さ約9.4mのプリア・アントン(涅槃仏)も地元の人信仰の対象になっています。
プリア•アントンと呼ばれる涅槃仏象は16世紀中頃にアンチャンという王様によって作られたものです。この周辺をぐるっと歩くと奇岩や仏像を祀る洞窟などがあります。
プノンクレン山の滝は二段あります。最初の滝の近くの川底にヴィシュヌ神とブラフマー神の彫像があり、その一帯は王様の沐浴場でありました。その先に小滝があり、一段下の平坦な水場は身分の高い人専用、その先に20mの落差の大滝があり、滝つぼの浅瀬は兵士の水浴び場だったと言う
現在では涼をとります。
バンテイアスレイ遺跡
バンテアイスレイ寺院は967年にジャヤヴァルマン5世によって作られたヒンドゥー教寺院です。女の砦の意味をもつこの寺院は建立当時にアンコール王朝摂政役の王師ヤジュニャヴァラーハの菩提寺として建設されたと言われています。ヒンドゥー教の三大神(シヴァ神とヴィシュヌ神とブラフマー神)に捧げられた周囲が約400mの小寺院で外壁は赤色砂岩とラテライト、屋根の一部にはレンガも使用された美しい遺跡です。東門から入ると赤い絨毯が敷き詰められています。
東門の破風
破風のレリーフの中に3頭の象に乗っている神様は帝釈天(インドラ神)です。帝釈天は雷神、風神雨神です。象の下にカーラ(カーラの頭)です。カーラはシヴァ神の門番と言う伝説です。
ラクシュミー様(ヴィシュヌ神の奥さんが象の聖水で身体を清めいてもらっています。
ラクシュミー様下にガルーダ(ヴィシュヌ神の乗り物)です。
第四番目の東の塔門
古代インドの神話によって、踊っているシヴァ神です。左側に座っているのはカリーカラミヤという女性です。この女性は大変美しい人ですが夫が蒸発されたので、あちこちの王様たちがこの女性を奪い合う争いました。カリーカラミヤさんが心配ので、自分の魅力、美貌を破壊してくれとシヴァ神に頼んで、シヴァ神はは魅力、美幌を破壊してしまいました。右側に太鼓をたたいているのはインドラ神です。
西塔門の破風
こちらは古代インドラーマヤーナ物語の一節です。さらわれたシータ姫を探してラーマ王子が森に入ると、サルのモスグリーヴァが泣いていました。理由を聞くと兄ザルに妻を奪われた言います。気の毒に思ったラーマ王子がスグリーヴァに加勢しました。中央が争うサルの兄弟、右側から矢を射るのがラーマ王子です。この戦いで勝ったスグリーヴあるがサルの王の座に戻り、今度はラーマ王子を助けます。
優美なレリーフ[東洋のモナリザ]
バンテアイスレイ遺跡の規模は小さいですがヒンドゥー教の神話を描いた彫刻は彫りが深く、ほとんど赤色の砂岩で作られており、その造形美はアンコール遺跡の中でも群を抜いて洗練さ優美です。さらに保存状態も極めてよいです。1923年に若き日の仏作家アンドレ・マルロ(妻、友人の3人)が持ち去ろうとして逮捕され、のちにマルロー晩年の[空想美術館]を飾ったバンテアイ・スレイ北祠堂のデバター像です。
ロリュオス遺跡群
ロレイ遺跡
ロレイ寺院は893年にヤショーヴァルマン一世によって建てられたヒンドゥー教寺院のシヴァ派です。このあたりは当時インドラタターカと言う巨大な人工の湖で、このお寺がちょうど島のようになっており、船に乗ってここまでやって来たそうです。現在 水が涸れてしまっています。入り口のあたりが高くなっているのはそのなごりです。東メボン寺院の原形とも言えます。古い時代の特徴として、建築材料のほとどうの部分がレンガによって作らせています。東メボン寺院などと同じように当時はこの上に漆喰が塗られていましたが、現在はほとんど剥がれてしまっています。
ロレイはヤショーヴァルマン一世が父王をはじめ祖先を祀った寺院です。
扉の両脇にある砂岩にサンスクリット語の碑文が残っています。
ロレイ寺院の金剛力士
穏やかな微笑みを浮かべるデバダーです
こちらは男性のシンボルをあらわしたシヴァ神のリンガです。下には樋が作ってあり、リンガの上水を注ぐと四方に水が流れてだす仕組みになっていました。これは雨乞いの儀式のためとその時代の治水技術を人々にアピールする効果があったと言われています。
一本塔のリンテルはきれいに残っています。真ん中にあるのがガルーダの嘴です。
プリア・コー遺跡
プリアコー寺院は879年にインドラヴァルマン一世に作られたヒンドゥー教のシヴァ派です。この遺跡はアンコール遺跡中で最古の寺院にあります。プリアコーは聖なる牛と言う意味で、この寺院に祀られていた聖牛ナンデインに由来します。インドラヴァルマン一世が先王や祖先のために建造しましたが、特に先王のジャヤヴァルマン二世の供養と言う意味合いが大きいです。手前の中央の祠堂にこの先王が祀られています。
ロレイ寺院と同じく、入り口の両脇の柱は砂岩で出来ております。レンガ作りの塔には当時漆喰が少しだけ残っています。
この石像はシヴァ神の乗り物ナンデイン牛でございます。
この壁に漆喰が残っています。
バコン遺跡
バコン寺院は881年にインドラヴァルマン一世によって、建てられたアンコール時代、最初のピラミッド型ヒンドゥー教の神々に奉献した寺院です。東西900メートル、南北700メートル、お堀の幅は最大60メートルあります。
この遺跡は5層からなるピラミッド型寺院ですが、これも古い時代の特徴です。ヒンドゥー教では神々の世界を、ナーガの世界、ガルーダの世界、夜叉の世界、羅刹の世界、神々の世界と言う段階で考えましたが、建物の5層はこの5つの世界をあらわしていると言うわけです。のちに5層は三層に省略されるようになりました。アンコールワットや東メボンなどそれです。
鎌首をもたげた竜神ナーガの欄干ですが、ナーガが直接地面を這う形をしている珍しいものです。
中央の塔は15メートルほどあります。
狛ライオン
ここはアシュラと神々の戦いの場面を描いた壁の彫刻です。
東メボンと同じように砂岩で出来た象の彫刻が4隅に置かれています。この象は竜神やライオンと同じく、魔除けの役割を果たしています。
まわりの8つの塔
あの塔はシヴァ神を祭ったもので、シヴァ神をあらわしたリンガがあったようです。