今日はアンコールの北東約90kmにコ ーケー遺跡群を紹介致します。
ここ は、921年から944年までヤジャヴァルマン四世と言う王様によって作られたヒンドゥー教のシヴァ神の都となっていたほどのこの地方の拠点であります。遺跡数は60ともいわれます。2005年7月から アプサラ機構が遺跡管理を担当 しています。アンコール地域と同様にゾーニングが施されており約9km四方が面的に護られています。
都城の中央に最大寺院であるブラサット・トムがあります。プノン ペン国立博物館 の入口正面に展示されている高さ約2mの巨大なガルーダ像は、この遺跡の出土品であります。環濠に囲まれた伽藍には、小ぶりのレンガ造りの建物が並びます。 中央祠堂 には覆い屋がかかりますが、これはレンガに残る古代の壁画彩色を 保護するためであります。寺院の西裏側に回ると、プランと呼ばれ高さ約35mもの7段ピラミッド 型建物があり、その姿は入場チ ケットに印刷されているほどコ ー・ケーを代表する景観となっています。ここの頂上からの樹海 の眺望はすばらしいです。
2023年9月17日に四番目世界遺産になっています。